2018年9月18日から19日にかけて、モバイルファーストインデックスが有効になったとの通知を受け取ったサイト運営者の方が多いようです。Twitterの投稿などでもモバイルファーストについての話題を多く目にしました。
私のサポートするお客様のサイトもモバイルファーストが有効になった旨の通知がGoogle Search Consoleから届きました。
MFIになると、ページのキャッシュデータもモバイルクローラーが読み取ったものに変更になるとGoogleが発表しています。
Google は検索結果と Google のキャッシュ ページにモバイル版のページを表示します。
3月27日にモバイルファーストへの移行開始の公式な発表が行われた後、MFIに移行したサイトでは、検索結果からページデータが読み取られたGoogleキャッシュを表示しようとするとエラーになると言う事例が関係者の間で話題となりました。
本日、Googleの検索エヴァンジェリストの金谷さんが投稿したツイートに、「MFI が適用されて、キャッシュを見ようとすると 404 となる場合がありますが…」とのコメントがあり、まだエラーが表示される状態があることを知りました。
モバイルファーストインデックスとなった顧客のサイトで重要な検索クエリで検索結果を表示して、ページのGoogleキャッシュリンクをクリックしたところ、404エラーとなりました。
顧客サイトの主要クエリの検索結果のトップページに表示される競合サイトのページの約半分もキャッシュリンクをクリックすると404エラーとなっています。恐らく、エラーになったページのサイトは、モバイルファーストに移行したためと思われます。
モバイルファーストインデックスへの移行は、サイト運営者には通知が届くことで分かりますが、現時点でページのキャッシュリンクが404エラーとなるかどうかで、そのサイトがモバイルファーストに移行した可能性が高いことを示していると思います。
少し変わった判別方法で、いつまで有効かは不明ですが、短期的には他サイトがモバイルファーストへ移行したかどうかの判別方法として使えるのではないかと考えています。
更新情報:
2018年10月20日頃から、モバイルファーストインデックス移行ページの検索キャッシュが404エラーとなる問題は解決したようです。現在は、MFIに移行したページの検索結果でキャッシュを表示した時に、404エラーにならずに、キャッシュページが表示されるようになっています。