物事は何事も適度なバランスが取れていることが望ましいです。バランスが崩れると弊害が発生しやすくなります。入力と出力（インプットとアウトプット）のどちらかが過多になると、もう片方は減りがちで、偏りが大きくなります。
ハードウェア（形あるもの）では、インプットとアウトプットは基本的にはバランスが取れるようになっています。材料が入らなければ、製造はできなくなったりします。材料の入荷が多すぎて、製造が追いつかなくなった場合は、在庫が膨れ上がって、一旦、入荷をストップするなどして調整することになります。
形のないソフトの場合は、目に見えないため、定量的に計測することもできません。そのため、ソフトのインプットとアウトプットのバランスを取ることが難しい時があります。
心に関しても、基本的にはソフトと同類です。心の中に不満やある事柄を抱えていて、それが蓄積してくると、精神的な負荷が重くなって、支障をきたすこともあります。それはインプットとアウトプットのバランスが崩れた。インプットが多すぎて受け入れ許容範囲を超過してしまった。というようなことと捉えることもできます。
ソフトのインプットとアウトプットは、目に見えないので、できるだけ意識するように心がけることが重要です。
インターネットが普及したことによって、さまざまなソフト（形のないもの）が流通したり、手に入るようになりました。それは、インプットが増える、またはインプットの選択肢が増えることを意味します。
インターネットは日々、変化し進化しています。その事はインプットの種類と量がさらに増えてきていることでもあります。気づかないうちにインプットが多くなってきたりすることも発生します。もちろん、気づくこともあります。
スキルが向上したり、経験を積むと、インプットやアウトプットも質や量を向上させることが可能です、一時的に入力過多になっていても、処理能力が高くなって、処理できるようになったりすることもあります。
負荷は適度な範囲に留まっていることが重要です。筋力トレーニングが良い例です。適度なトレーニングは、筋肉を強化することに繋がります。筋力に限らず、適度な運動は体に良いです。しかし、許容限度を超えたトレーニングは、怪我や体を壊したりすることになるなど弊害が多くなります。
この事は、情報の処理、取り扱いにも該当します。受け取る情報が処理能力を超えてしまっていると、身につかなかったりします。場合によっては、心の健康を阻害することもあるので注意が必要です。
処理することができる情報の量は限度があるため、サイト運営者の情報処理スキル向上法の記事に書いたようにインプットする情報の質を考慮し、自分のスキルレベルに適した品質の高い情報を選別して取得するように心がけることが、経験やスキルの向上に繋がります。
しかし、高品質の情報を選別して取得していても、それらの情報量が増えてしまうとインプットとアウトプットのバランスを崩す可能性が発生します。
Googleから直接配信される情報はサイト運営者にお勧めと書きましたが、4月以降、特に5月に入ってから、Googleから提供される情報量は増えていると感じています。（実際に増えていると思います。）
私の場合、現時点では、情報自体を処理することは何とかできるのですが、より多くの時間がかかってしまいます。インプットの処理時間が増えることは、インプットとアウトプットに費やす時間をこれまで以上に増やさない限り、アウトプットをてがける時間が減ることになります。
時間は限られています。インプットとアウトプットのバランスが崩れる兆候が見られた場合には、バランスを取る工夫をすることが重要です。以下は、5月に行った対策などについての記事です。
